日本の長期金利3%時代について考えた

わからんことはchatGPTとgeminiに聞いてみてから考えるのが良い

日本の10年国債利回りが3%程度まで上がってきた。

長い間ほぼゼロ金利だったので「3%はかなり危ないのでは」と思ったが、調べてみると、3%になった瞬間に日本財政が破綻するような話ではない。

むしろ問題は、3%以上の金利が長期間続いたときに何が起こるかだった。

国の利払いはこれから増えていく

2026年度の国の利払費は約13兆円。

国債の多くは固定金利なので、市場金利が3%になっても、すべての国債の利息が突然3%になるわけではない。

しかし、低金利で発行した国債が満期を迎え、新しい高金利の国債に借り換えられていく。

そのため影響は徐々に出てくる。

財務省のベースシナリオでは、

2026年度 約13兆円
2030年度 約24兆円
2035年度 約36兆円

まで利払費が増える。

さらに金利が想定より1%高くなると、2035年度には約45兆円まで増える試算になっている。

つまり本当に怖いのは、

「10年金利が一瞬3%になること」ではなく、「3〜4%の世界が10年間続くこと」

ではインフレで借金を減らせばいいのか

日本政府には巨額の借金がある。

一方、借金は名目額なので、インフレによって物価・賃金・GDPが増えれば、借金の実質的な重さは小さくなる。

例えば、

インフレ2%
+実質成長1%
=名目GDP成長率 約3%

となる。

このとき政府の平均的な調達金利が2%なら、

名目成長率3% > 金利2%

なので、GDPに対する借金の比率は下げやすい。

これは政府にとってかなり都合がいい。

ところがインフレとともに金利まで4〜5%になれば、

名目成長率3% < 金利4〜5%

となり、今度は借金の利息の方が経済より速く増えてしまう。

だから「インフレになれば国の借金は解決する」というほど単純ではない。

日本にとって理想的なのは何か

おそらく理想は、

物価上昇 2%程度
+実質成長 1〜2%
=名目成長 3〜4%

を続けながら、政府の平均調達金利をそれ以下に保つこと。

つまり重要なのは、

名目GDP成長率 > 政府の平均調達金利

という状態を維持できるかどうか。

逆に、

金利 > 名目GDP成長率

が長期間続くと、日本のように政府債務が大きい国は急速に苦しくなる。

長期金利上昇は悪いことばかりでもない

金利上昇には良い面もある。

預金や国債から金利収入が得られるようになるし、銀行は利ざやを取りやすくなる。

円金利の上昇が円高につながれば、エネルギーや食料などの輸入価格を抑える効果も期待できる。

一方で、住宅ローン、企業の借入、設備投資、不動産などには逆風になる。

株式についても、安全な国債で3%取れるのであれば、株にはそれ以上のリターンが求められるため、特に高PER株やREITには厳しくなりやすい。

結局、今後何を見ればいいのか

今回調べてみて、単純に

「長期金利3%=日本は危ない」

と考えるのは違うと思った。

見るべきなのは、

① 名目GDP成長率
② インフレ率
③ 長期金利
④ 政府の平均調達金利
⑤ 国の利払費

この5つ。

ざっくり言えば、

名目成長4%・金利3% → 問題は比較的小さい
名目成長3%・金利3% → 微妙
名目成長2%・金利4% → かなり厳しい
名目成長1%・金利5% → 相当危険

というイメージ。

今の3%そのものよりも、ここから日本経済が3〜4%の名目成長を実現できるのか、それとも成長しないまま金利だけが上がっていくのかが重要なのだと思う。

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