インスリン抵抗性は現代の最も大事なテーマと考えていて、現代はそれとの戦いなのである
最近、インスリン抵抗性について調べていると、脂肪肝との関係がかなり深いことを知った。
肥満などによってインスリンが効きにくくなると、血糖を保つためにインスリン分泌が増える。
一方で脂肪組織では脂肪分解が進み、遊離脂肪酸が肝臓へ流入する。
さらに肝臓での脂肪合成も促進され、肝細胞に中性脂肪が蓄積していく。
この代謝異常を背景とした脂肪性肝疾患がMASLD(metabolic dysfunction-associated steatotic liver disease:代謝機能障害関連脂肪性肝疾患)である。
以前はNAFLD(非アルコール性脂肪性肝疾患)と呼ばれていたが、2023年にMASLDへ名称が変更された。「アルコールが原因ではない」という除外診断的な考え方から、肥満、耐糖能異常、脂質異常、高血圧などの代謝異常を中心に捉える考え方へ変わったということになる。
NASHも現在はMASHと呼ばれる。
アルコールもやけど生活習慣やで
やっぱり全部インスリン抵抗性
そしてMASLDはかなり多い。成人では世界的に3人に1人前後が該当するともされ、肥満や2型糖尿病の増加とともに患者数も増えている。
こうして考えると、MASLDは単なる「肝臓に脂肪がたまった状態」というより、インスリン抵抗性をはじめとする全身の代謝異常が肝臓に現れたもの、と考えた方が理解しやすい。
治療の基本は結局、減量、運動、食生活の改善。
インスリン抵抗性を改善することが、そのままMASLDの改善にもつながっていく。


コメント