1万円の洗顔料でも買うからRCTしてくれへん?

結論

化粧品業界にもRCT、つまりランダム化比較試験はあるらしい
しかし、医薬品の世界と比べると、圧倒的に少ない。
そして、あったとしても論文として表に出てこないことも多い。

医師の感覚で見ると、ここがなかなかモヤモヤする。

1万円の化粧水。
3万円の美容液。
「肌が変わる」
「透明感」
「ハリ」
「エイジングケア」

RCTしてくれよ。

そう思ってしまう。

1. なぜ化粧品にRCTが少ないのか

医薬品では、効果を示すためにかなり厳密な試験が求められる。
特に新薬であれば、ランダム化比較試験はほぼ避けて通れない。

化粧品はそもそも、人体に対する作用が緩和なものとして扱われる。
つまり、劇的に効いてはいけない世界でもある。

ここに矛盾がある。

「めちゃくちゃ効く」と言いたい。
でも、効きすぎると医薬品っぽくなる。
医薬品っぽくなると、承認や規制のハードルが一気に上がる。

これが医師から見ると、かなり独特である。

2. コストに見合わない問題

今年はナイアシンアミド。
次はビタミンC。
その次はレチノール。
さらにペプチド、幹細胞培養液、エクソソーム風味の何か。

本当にRCTを組んで、数年かけて結果を出す頃には、もう流行が変わっているかもしれない。

これは良い悪いというより、構造の問題ではないか

3. 化粧品でもRCTはある

ただし、化粧品の世界にRCTが存在しないわけではない。

大手メーカーや、皮膚科領域に近いドクターズコスメ、あるいは医薬部外品の有効成分では、比較試験が行われていることがあるらしいが

1000年と1万円と牛乳石鹸で真っ向勝負してほしい

4. 「高い=効く」ではない

ここが一番大事かもしれない。

1万円の化粧水が、1000円の化粧水の10倍効くとは限らない。

せめて値段が10倍やったら、倍くらいは肌が綺麗にならないと納得できない

明らかな効果が違うなら、高くてもいいのにと思うのだが・・・

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