新規発症性持続性頭痛という言葉を知る

今日は「新規発症性持続性頭痛」という言葉を知った。

英語では New Daily Persistent Headache、略して NDPH というらしい。

名前だけ聞くと難しいが、要するに、
ある日を境に頭痛が始まり、その日から毎日のように続く頭痛
ということらしい。

普通の片頭痛や緊張型頭痛とは少し違う。
だんだん頭痛の頻度が増えてきた、というよりも、
「この日から始まった」と本人が覚えているくらい、発症のタイミングがはっきりしているのが特徴のようだ。

頭痛というのは、日常診療でもよく見る症状である。
しかし、その多くは風邪、睡眠不足、ストレス、片頭痛、起立性調節障害など、比較的よくある原因で説明できることが多い。

一方で、このNDPHのように、
突然始まって、そのまま慢性的に続いてしまう頭痛
という概念があることは、少し印象的だった。

もちろん、こういう頭痛を見たときに大事なのは、最初から「これはNDPHだ」と決めつけないことだと思う。

脳腫瘍、髄膜炎、脳静脈洞血栓症、低髄液圧症候群、頭蓋内圧亢進、副鼻腔炎など、見逃してはいけない二次性頭痛をまず考える必要がある。

特に、
発熱、嘔吐、神経症状、視力障害、項部硬直、朝に強い頭痛、姿勢で変わる頭痛などがあれば、慎重に評価しなければならない。

NDPHは治療が簡単な病気ではなさそうだ。
片頭痛に似ていれば片頭痛の予防薬を考えたり、睡眠や生活リズムを整えたり、鎮痛薬の使いすぎを避けたりする。
ただ、特効薬があるというより、本人の症状に合わせて根気よく対応していく疾患のようだ。

新規発症性持続性頭痛。
長い名前だが、臨床では意外と大事な概念かもしれない。

頭痛はありふれた症状である。

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