極論すれば、1日3回、SAVASのプロテインドリンクを飲めば、タンパク質の補給という目的だけならかなり達成できます。
実際、ああいう製品はよくできていて、手軽ですし、数字だけ見ればとても合理的です。
けれど、毎日それだけでは少し味気ないのでは?
やはりレパートリーがあるほうが、食べる楽しみがありますし、続けていて面白い。
そんなことを思いながら、最近また食材探しの旅を続けています。
簡便であること、調理は不要、せいぜい電子レンジで温める程度で済むこと、そしてタンパク質がしっかり摂れること。
そんなわがままで都合のいい食材があるのかと思いつつ、スーパーで成分表示を見ながら探していると、ときどき「これは悪くないな」というものに出会います。
タンパク質がどのくらい入っているのか、脂質は多すぎないか、糖質はどうか。そんなふうに商品を手に取って確認している自分に気づくと、少しおもしろくなります。
思い返せば、ここまで真剣に成分表を見ていたのは、糖質制限にかなりハマっていた頃以来かもしれません。
あの頃は糖質の数字ばかりを追っていましたが、今は少し視点が変わってきました。単に糖質を減らすというより、何をしっかり摂るか、特にタンパク質をどう確保するかを意識するようになっています。
そんな中で、ふと手が伸びたのがちくわでした。

ちくわは「地味だが合理的」な食品
ちくわは、魚のすり身を主原料とする練り製品です。
見た目はとても素朴で、いかにも「高タンパク食」として売り出されているわけではありません。けれど、成分表示を見てみると、「なるほど、これは悪くない」と思うことがあります。
製品差はありますが、ちくわは一般に一定量のタンパク質を含みながら、脂質は比較的控えめです。しかも、そのまま食べられる。
これは忙しい日常ではかなり大きな利点です。
高タンパク食品というと、鶏むね肉、サラダチキン、卵、ヨーグルト、豆腐などがまず候補に挙がります。もちろんそれぞれ優れた食品ですが、毎回きちんと準備できるとは限りません。
その点、ちくわは冷蔵庫に入れておけば、開けてすぐ食べられる。手軽さという意味ではかなり優秀です。
栄養面からみたちくわの位置づけ
医療者の立場からみると、食品を「良い・悪い」で単純に分けるより、どう位置づけるかが大事だと思います。
ちくわもまさにそういう食品です。
ちくわの長所は、まずタンパク質を気軽に上乗せできることです。
食事全体を見ると、日本人の食卓は炭水化物に偏りやすく、特に忙しい日の昼食などでは、麺類やおにぎり中心になってタンパク質が不足しがちです。そういうときに、ちくわを1品加えるだけでも、栄養バランスは少し改善します。
一方で、注意点もあります。
練り製品全般にいえることですが、ちくわは塩分が比較的多くなりやすい食品です。また、製品によってはでんぷんや糖類が加えられており、純粋に「魚のタンパク質だけ」というわけではありません。つまり、ちくわは万能ではありませんが、うまく使えば非常に実用的というタイプの食品です。
糖質制限の視点から見ても、ちくわは悪くない
糖質制限に関心がある人にとっても、ちくわは比較的取り入れやすい食材です。
もちろん商品によって糖質量には差がありますし、練り製品なので「糖質ゼロ」ではありません。
ただ、パンや麺、菓子類のように糖質が中心の食品とは明らかに立ち位置が異なります。
昔の自分なら、まず糖質の数字を見ていたと思います。
でも今は、それに加えて「その食品は、タンパク質をどれだけ持っているか」「食事全体の質をどう底上げしてくれるか」を見るようになりました。そう考えると、ちくわはなかなか理にかなっています。
ちくわは「主役」ではなく「調整役」
ちくわだけで栄養が完結するわけではありません。
ビタミンやミネラル、食物繊維まで含めて考えると、やはり野菜、豆類、卵、肉、魚などとの組み合わせが必要です。
ただ、日々の食事では「完璧な一食」を毎回作るのは現実的ではありません。
むしろ重要なのは、足りないものを少しずつ補える食品を持っておくことです。
まとめ
ちくわは、医師の立場から見ても、手軽にタンパク質を補える実用的な食品です。
脂質が比較的少なく、調理不要で、価格も手ごろ。忙しい日常の中で取り入れやすいという点は、栄養管理を続けるうえで大きな強みです。
もちろん、塩分や添加物、製品ごとの差には注意が必要です。
それでも、ちくわを「便利な補助食品」として上手に使うのは十分に合理的だと思います。
高タンパク食材というと、どうしても鶏肉やプロテインのような“主役”に目が行きがちですが、実際の生活では、こういう地味だけれど続けやすい食品こそが役に立つことがあります。
ちくわも時々食べようと思う
以上参考になれば幸いです


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