かぜの免疫には、やっぱりIgAがかなり大事なのではないかと思った。
かぜは鼻や喉から入ってくる感染なので、血液中の免疫というより、まずは粘膜でウイルスを止める力が重要になる。その最前線にいるのが分泌型IgAである。
ただ、IgAの強さは単純に「量が多いか」だけではない。
そのウイルスにちゃんと合っているか、感染を止める場所に結合できるか、鼻や喉の粘膜にしっかり出ているか、そういう「質」も大事になる。
さらに考えると、IgAは腸管免疫とも深く関係している。腸にはパイエル板という粘膜免疫の重要な場所があり、そこでIgAを作る細胞が育つ。つまり、鼻や喉の免疫を考えるときにも、腸の状態は無視できない。
腸管免疫が弱いと、IgAの土台も弱くなるかもしれない。
パイエル板が弱ければ、粘膜免疫の教育センターが弱いようなものだ。
そう考えると、腸切除、特に回腸や回盲部を大きく切除した場合には、粘膜免疫にも影響が出る可能性がある。もちろん、腸を切除したからすぐに免疫不全になるわけではない。残った腸の長さ、栄養状態、腸内細菌叢、SIBO、中心静脈栄養の有無など、いろいろな要素が関係する。
でも、少なくとも
「腸は消化吸収だけの臓器ではなく、免疫を育てる臓器でもある」
という見方は大事だと思った。
かぜをひかない力は、鼻や喉だけで決まるわけではない。
腸、栄養、睡眠、粘膜、IgA、自然免疫、T細胞。
全部がつながっている。
昔から医食同源っていうけど、あってるよな


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