飛行機に乗っていると、家族がよく「耳が痛い」「頭が痛い」と言うことがある。
おそらくそれは、離陸や着陸のときに耳抜きがうまくできず、中耳の圧が合わないことで起こる痛みなのだと思う。いわゆる飛行機の耳の痛み、航空性中耳炎に近いものだろう。
その痛みは自分には一切ない
しかし一方で、今回自分が経験した頭痛は、それとは少し違っていた。
それまで全く頭は痛くなかった。
ところが、飛行機が強い乱気流に入って大きく揺れたときだけ、急に頭がギューッと締め付けられるように痛くなった。耳が詰まる感じではなく、頭全体が圧迫されるような、絞扼感のある痛みだった。
めちゃくちゃ痛い・・・、家人はその時は平気そう・・・
最初は「これも気圧のせいなのだろうか」と思った。
自分は普段から、雨の日や天気が崩れる日に、なんとなく頭が重いことがある。
いわゆる気象関連頭痛のようなものがあるのかもしれない。
調べてみると、飛行機に関連する頭痛は実際に報告されているらしい。
国際頭痛分類にも「飛行機旅行に伴う頭痛」という項目があり、論文では、離陸や着陸、とくに着陸時に前頭部や眼の奥が強く痛むタイプが報告されている。
多くは片側性で、比較的短時間で軽快するという。
ただ、自分の症状はその典型例とは少し違う。
自分の場合は、着陸時の耳や副鼻腔の圧変化というより、乱気流による揺れそのものがきっかけだった。
しかも、痛みは眼の奥を刺すような痛みではなく、頭を締め付けられるような痛みだった。
また、気圧や天候と頭痛の関連についても報告がある。
日本の研究でも、片頭痛を持つ人の中には、低気圧や気圧の変化で頭痛が出やすい人がいるとされている。低気圧、気圧変化、高湿度、雨などが頭痛の増加と関連するという報告もある。
自分にはもともと、気圧や天候の変化に対して頭重感が出やすい体質があるのかもしれない。
そこに今回、飛行機の乱気流による上下方向の揺れ、つまり内耳の前庭系への刺激が加わった。
内耳は耳抜きだけでなく、体の揺れや姿勢の変化を感じ取る場所でもある。
前庭刺激や乗り物酔いは、片頭痛や頭痛体質とも関係があるとされている。
つまり今回の頭痛は、家族が経験するような「耳抜きができない頭痛」とは違い、もともとの気象関連頭痛の素因に、乱気流による前庭刺激が加わって、一過性に強い締め付けるような頭痛が出たのではないかと考える
「気圧や天候の変化に敏感な頭痛体質があり、飛行機の乱気流による揺れをきっかけに、締め付けられるような頭痛が一時的に誘発された」
という表現が一番しっくりくる


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