難しくて一旦置いた
マックス・ウェーバーは、プロテスタントの勤勉さや倹約の考え方が、近代資本主義と相性がよいと考えた。
たしかに、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、フィンランド、アイスランドといった北欧諸国に加えて、イギリス、ドイツ、オランダ、スイス、アメリカなど、歴史的にプロテスタントの影響が強かった国々を見ると、その説明にはうなずけるところがある。
まじめに働くこと、規律を守ること、無駄遣いを避けて蓄えること。
そうした価値観は、たしかに資本主義の発展とどこか重なって見える。
ただ、現実の世界を見ると、それだけでは説明しきれない
アフリカにもプロテスタントが多い国はあるが、北欧のような豊かさや安定にそのまま結びついているわけではない
このことを考えると、ウェーバーの議論はたしかに示唆的ではあっても、それだけで国の発展を説明するのは難しい
結局、国の豊かさを決めるのは宗教だけではなく、政治の安定や教育、法律、社会の仕組み、そして長い歴史の中で築かれてきた土台があるからなのであろう
どれほど勤勉さや倹約の倫理があっても、それを支える制度や信頼が弱ければ、国全体の安定や発展にはつながりにくい
逆にいえば、豊かな国というのは、宗教的な背景だけでできあがるのではなく、長い時間をかけて制度や教育や社会の信頼を積み上げてきた結果とも言える
プロテスタントではないがアジア圏、日本もそうである
プロテスタントの倫理は資本主義の追い風にはなっても、それだけで豊かさが決まるわけではない


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