緑茶で痩せる、ダイエット以外にも風邪予防にもなる?

健康・減量
緑茶

緑茶を飲むんですが、よく緑茶にカテキンって書いてますよね。

カテキンはまず医師国家試験にも出ないし、基本的に知識はありません。

何となく健康にいいんかな、くらいにしか思ってないです。

この記事では、カテキンの知識を深めてみました。

カテキンもいいですが、はちみつについてもまとめていますので興味があれば参考ください。

太りにくい、コレステロールの減量などと書かれていることが多いです。

しかし調べてみると、言われている効果はもっとあります。

感染や、抗腫瘍効果などに効果があると言われています。

最近ではコロナウイルスに対しても、緑茶が効果あるのではと言われています。

緑茶といえば、カテキン、痩せる、というイメージが先行していますが、風邪の予防など免疫にも関係しているんですね。

緑茶、カテキン、そして効能について記載したいと思います。

そもそも緑茶とは?

緑茶の定義をご存知ですか?

ちょっと緑が薄めのお茶くらいの認識でした。

お茶の種類は基本的には四種類で、それぞれ発酵や乾燥法で決定されるそうです。

  • 白茶
  • 緑茶
  • 烏龍茶
  • 紅茶

の四種類です。普通に知らなかったです。笑

緑茶は、発酵せずに、より成熟した葉から作られます。

カテキンと言われるものは、緑茶にめちゃめちゃ含まれています。

カテキンとは? ポリフェノール?

じゃあカテキンって何なん?

カテキンとはポリフェノールの一種です。

そしてポリフェノールは植物が持つ苦味や色の成分のことです。

これも四種類くらいあります。

  • エピカテキン
  • エピカテキン3ガレート
  • エピガロカテキン
  • エピガロカテキンエピガロカテキン3ガレート

エピガロカテキン3ガレートが一番多くて60%くらい含まれているそうです。

グレートマジンガーではないです。

ちなみにカテキンの血中濃度のピークは2時間くらいです。

まぁあんまり細かいところは抜きで良いと思いますが。

ポリフェノールとは?

ChatGPT

ポリフェノールは、植物に広く含まれる化合物で、植物の色や味、香りに関係しています。これらの化合物は、植物が紫外線や病原体から身を守るために作り出すもので、強い抗酸化作用を持つことが知られています。ポリフェノールは、フラボノイド、タンニン、リグナン、フェノール酸など、多様な構造を持つ幅広い化合物群を指します。

人間がこれらの化合物を食事から摂取することで、抗酸化作用により体内のフリーラジカルを減少させ、細胞の損傷や老化の進行を遅らせる効果が期待されています。また、心臓病や糖尿病、がんなどの慢性疾患のリスクを低減する可能性があるとも言われています。

ポリフェノールは、果物、野菜、お茶、ワイン、チョコレートなど、多くの食品に含まれています。特に、色の濃い果物や野菜、緑茶や紅茶、カカオ含有量の高いダークチョコレートなどが良いポリフェノールの供給源とされています。

カテキンの効能とは? 健康になぜ良い?

  • 抗腫瘍作用
  • 抗炎症作用
  • 抗菌作用
  • 抗ウイルス作用
  • 抗酸化作用
  • 心血管病変
  • 糖尿病
  • 肥満
  • 口腔内衛生

めっちゃ多い。笑

気になった作用はどんな感じなのか調べてみました。

抗腫瘍作用について

カテキンは、緑茶に多く含まれるポリフェノールの一種で、抗酸化性、抗炎症性、抗腫瘍性など、多くの健康効果が報告されています。カテキンの抗腫瘍作用に関しては、以下のようなメカニズムが研究により示されています。

  1. 抗酸化作用: カテキンは強力な抗酸化剤として機能し、細胞を損傷から保護することにより、腫瘍の発生を抑制することができます。フリーラジカルを無害化し、DNAの損傷を防ぎます。
  2. 細胞増殖の抑制: カテキンは、がん細胞の増殖を抑える効果があります。特に、細胞周期を調節することにより、がん細胞の成長を遅らせることが示されています。
  3. アポトーシスの誘導: カテキンは、がん細胞に対してアポトーシス(プログラムされた細胞死)を誘導することができるため、腫瘍の成長を抑制する効果があります。
  4. 血管新生の抑制: 腫瘍の成長と転移には、新たな血管の形成が必要です。カテキンは、この血管新生を抑制することにより、腫瘍の栄養供給を遮断し、成長を抑えることができます。
  5. 転移の抑制: カテキンは、がん細胞の接着力や移動能力を低下させることにより、転移を抑制する効果があります。(1)

抗炎症作用

抗炎症サイトカインを出すらしい。(2)

風邪や細菌感染などが起こると体内で免疫応答します。

その際に炎症サイトカインを放出します。それが過剰であることによって疼痛や血液異常を引き起こすことがあります。抗炎症作用なので、それに対応してくれます。

抗ウイルス作用

ウイルスが宿主の細胞にくっついたりしないようにとかしたり、ウイルスのRNAやDNAの合成を防いだりしているらしい。(3)

コロナがアウトブレイクした時は緑茶がいいのでは?という報告が散見されました。

あとで後述します。

糖尿病に対する作用

緑茶は、インスリン受容体の感受性を高め、ブドウ糖によって誘発されるインスリン分泌を刺激する。(4)

インスリン抵抗性の改善ですね。

その他

感染で追加ですが、

成人を対象とした研究で、緑茶サプリメントを1日2回、3か月間摂取すると、風邪やインフルエンザの症状が32%少なくなり、2日以上続く病気が23%近く少なくなることが示されています。(5)

最後に、

最近気になったのは

Antiviral activity of green tea and black tea polyphenols in prophylaxis and treatment of COVID-19: A review 

コロナウイルスに緑茶や紅茶が効果があるのか?という論文です。

上記でもウイルス作用があると報告があるので、なくはないかも。

欧米よりアジアの方が重症化少ないのは、お茶のおかげだったりしてね。笑

緑茶のまとめ

カテキンはポリフェノールという植物由来の成分の一種

カテキンにも四種類ある。

ダイエット以外の効能もあって、結構多い。

最近ではコロナにも予防的に効くのではとの報告もあります。

以上参考になれば幸いです。

参考文献

  1. C. Subramani and R. et al, “Molecular mechanisms and biological implications of green tea polyphenol, (-)- epigallocatechin-3-gallate,” International Journal of Pharma Bioscience and Technology, vol. 1, no. 2, pp. 54–63, 2013. 
  2. P. Chaterjee, et al., “Evaluation of anti- inflammatory effects of green tea and black tea: a comparative in vitro study,” Journal of Advanced Pharmaceutical Technology & Research, vol. 3, no. 2, pp. 136–138, 2012. 
  3.  Xu, Z. et al., “A review of the antiviral role of green tea catechins,” Molecules, vol. 22, no. 8, Article ID 1337, 2017. 
  4. [Q.Fu,et al.,“AntidiabeticEffectsofTea,”Molecules, vol. 22, no. 5, p. 849, 2017. 
  5. C. A. Rowe, et al , “Specific formulation of Camellia sinensis prevents cold and flu symptoms and enhances gamma, delta T cell function: a randomized, double-blind, placebo-controlled study,” Journal of the American College of Nutrition, vol. 26, no. 5, pp. 445–452, 2007. 

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