風邪の倦怠感も嫌であるが、体は元気なものの咳嗽が続く状態も非常に嫌である
今回風邪をひいてしまって咳が2.3分に一回くらい出る状態になっていた
そんな中、歯医者に行かなければならず、歯科治療中に咳嗽でたらしんどいなーと思っていましたが
処置中だけ咳嗽止まった
終わったら普通にでた・・・
咳嗽はそう易々と止まるものではないが、30分の間にほぼ出なかったことに驚いた
現代西洋医学において、咳嗽を綺麗に抑えるのは至難である・・
N=1であり、体質なのかもしれないが
生理学的にどう説明できるのか気になったので、仮説を立ててchat GPTと議論してみようと思う
まずは、現時点の自分の中だけの推論を立てることにする、ネットもA Iも未で

歯科治療中だけ咳嗽が止まった理由 my仮説
- 開口による物理的な頚部の伸展需要による延髄への影響
それによる咳中枢の刺激で咳嗽がマシになった?
- 歯科治療をされて咳が出てはいけないようにと考える交感神経的な作用の結果
しかしそれなら、普段から試験の時とかは咳嗽が止めれそうだが・・・
開口は関係していそうだが、口のなかに入れられた器具にも影響あるのか?
AIに答えを聞く前に、そもそも咳の成り立ちを解説してもらう
咳の成り立ち(Cough Reflex)
咳は気道を防御する生体反射であり、異物・分泌物・刺激物を排除する役割を持つ
その成り立ちは以下の ①感覚入力 → ②中枢統合 → ③運動出力 の3段階で説明できます。
① 感覚入力
咳を誘発する刺激は、上気道〜下気道に存在する 咳受容体から感知されます。
- 部位: 咽頭、喉頭、気管、気管支など
- 受容体の種類:
- 機械受容体(stretch/pressure receptors):伸展・異物・分泌物
- 化学受容体(chemoreceptors):煙、酸、カプサイシン
- C線維(nociceptive fibers):炎症性物質、ヒスタミン、プロスタグランジン
神経経路:
- 迷走神経
- 一部は舌咽神経・三叉神経・上喉頭神経などを介して延髄へ
② 中枢統合(central processing)
感覚情報は延髄の咳中枢(cough center)に送られます。
- 呼吸中枢や他の反射中枢と連携
- ここで咳反射閾値が決まる
- 例:風邪や喘息では閾値が低下 → 咳が出やすくなる
- 鎮咳薬(コデインなど)はこの中枢を抑制
③ 運動出力(efferent limb)
中枢からの指令は運動神経を通じて 呼吸筋・喉頭筋・声門 に伝えられます。
- 深吸気
- 声門閉鎖 & 呼気筋収縮 → 胸腔内圧が上昇
- 声門急開 → 高速気流が発生
- 異物・分泌物を排出
咳反射を修飾する要因
- 閾値低下:炎症(風邪、喘息)、アレルギー、喫煙
- 閾値上昇:鎮咳薬、開口による咽頭受容体の伸展、心理的緊張
- 精神的要因:注意集中や緊張で抑制される場合もある
AIに考えられるメカニズムを聞いてみる
1. 感覚入力が受けた影響(主因)
開口姿勢により咽頭・喉頭の機械受容体が持続的に伸展 → 順応(adaptation)が起こり、発火頻度が低下
歯科器具・吸引による気道内刺激物(痰、分泌物)の除去 → 受容体刺激が減少
口腔内の異常姿勢(開口固定)で咽頭の空気流や圧変化が少なくなり、通常のトリガー刺激が伝わりにくい
➡ 結果:咳反射閾値が末梢レベルで上昇
あり得そうな生理学の反応な気がする
順応(adaptation)が起こり、発火頻度が低下のあたりをちゃんと詳しく聞いてみよう
機械受容体(stretch/pressure receptors)が伸展するとどうなるか?
機械受容体は「伸展(stretch)」や「圧力(pressure)」に反応する感覚受容器で、咽頭・喉頭・気管などの粘膜に存在します。
1. 急性伸展(短時間)
- 受容体は刺激に敏感に反応し、活動電位を発火します。
- 例:異物が咽頭に触れる → 咳反射を誘発。
- 初期は咳反射が誘発されやすくなる。
2. 持続伸展(長時間)
- 機械受容体は順応(adaptation)を起こし、発火頻度が低下します。
- 例:歯科治療中のように口を長時間開ける → 咽頭壁が伸ばされ続ける →
- 受容体が「刺激を感じにくくなる」
- 感覚入力が減り、咳反射閾値が上昇
中枢統合が受けた影響(副次的)
「咳をしてはいけない」という心理的緊張 → 交感神経優位 → 延髄の咳中枢の興奮性が抑制される可能性。
歯科治療中の注意集中(治療器具・痛みへの意識)→ 咳反射を意識的に抑制する皮質からの入力が増える。
➡ 結果:咳反射中枢も抑制傾向。
交感神経優位時は迷走神経反射が抑えられるため、反射性の咳が抑制されやすいと考えられるが、試験中や緊張場面でも同様に抑制されるとは限らず
やっぱり副次的と思われる
治療後に咳が戻った理由
咳中枢の閾値上昇や交感神経優位状態は一時的であり、治療が終わると元の状態に戻るため、再び咳が出現したと考えられます。
AIに聞いてみると、自分の仮説はそこまで外れておらず、その細かいところを補完してもらった感じになったかな
まとめ
歯科治療中に咳が止まったのは、
口の開口・頚部伸展による咳反射閾値の一時的上昇
治療環境による心理的緊張と交感神経優位
吸引による気道刺激物の減少
といった要因が複合的に作用した結果と推測する
自分の感覚からは、特に「開口姿勢による咽頭受容体の刺激変化」が大きいと考える
風邪の咳も「めっちゃ開口」したら咳嗽はマシになるのか?というのが素朴な疑問であるが
理論的には、開口によって咽頭・喉頭の機械受容体が持続伸展し、咳反射閾値が上がるため、一時的には咳が抑えられる可能性がある・・・かも
しかし常時開口し続けるのは現実的ではない
開口ではなく、例えば頚部をテーピングで引っ張ることで、咽頭の刺激になり、伸展受容器を刺激できないものか?
と考えてみながら大きく口を開けてみる
結構な頚部の筋肉つかっとる・・・ちょっとむり・・・
今度咳ひどい時に色々試してみようと思います
以上参考になれば幸いです
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