はじめに
夏の花といえば「朝顔」
小学校の自由研究や観察日記で育てた記憶がある人も多いはず
私も、最近子どもの分を育てていた

実際に育てた朝顔の写真
自分が水やりをしていたといっても過言ではなく、咲いた時は非常に嬉しい
さて、ある日子どもが昼顔知ってる?と聞いてきた
(不倫系のドラマやった気がする)
もちろん知っているが、まだ早いんちゃうか
子ども:え?花やで
私:え?ドラマちゃうんか
子:昼顔って朝顔と一緒の種類かどうか知ってる?
昼顔って花なんか-い
はじめて知った
一般常識なのか?
ちなみに夕顔も夜顔も花があるらしい・・・
源氏物語ちゃうんかい
「昼顔」を検索すると、まず出てくるのはドラマ。
昼顔の存在は、もうドラマに軍配が上がっているのである
自分が無学ではなくて、花としての昼顔は意外と知られていないのではと思いたい
一般常識なのか?教えてくれchatGPT
「朝顔」=一般常識レベル(小学校で観察するし、夏の風物詩として誰でも知っている)
「昼顔・夜顔」=植物や園芸に関心がある人なら知っているけど、一般常識とまではいかない
「夕顔」=『源氏物語』や干瓢(かんぴょう)の文脈で知っている人は多いが、植物として知っている人は少ない
とのこと
ちょっと安心
日本の自然や文化の中で確かに生き続けてきた植物なんですね
ここでは、4つの「顔」を持つ花たちの特徴や文化的背景をまとめてみる
朝顔 ― 日本の夏を代表する花
- 科・属:ヒルガオ科・サツマイモ属
- 特徴:つる性植物。青や紫、赤、白など多彩な花色を持つ。
- 開花時間:早朝に咲き、昼前にはしぼむ。
朝顔は奈良時代に中国から薬草として伝わったとされ、平安時代にはすでに観賞用として親しまれていました。
江戸時代には「朝顔市」や愛好家の品種改良ブームが起き、変わり咲きや珍しい色の朝顔が高値で取引された記録も残っています。
朝顔は俳句や短歌にもよく詠まれ、儚さや夏の一瞬の美を象徴する存在として文化に根付いている
昼顔 ― ドラマよりもずっと前からある野草
- 科・属:ヒルガオ科・ヒルガオ属
- 特徴:淡いピンクの花。直径5〜6cmほどで、朝顔よりも小ぶり。
- 開花時間:午前遅めから午後にかけて咲き、夕方まで開いている。
昼顔は、日本の野原や道端に自生する多年草です。地下茎でどんどん広がり、他の植物に絡みつく
本来は静かに夏を彩るピンクの野草です。
下記はchatGPT作成、実際もこんな感じか

夕顔 ― 文学と食文化
- 科・属:ウリ科・ユウガオ属
- 特徴:夕方に白い花を咲かせる一日花。
- 開花時間:夕方〜夜。翌朝にはしぼむ。
- 利用:果実を干したものが「かんぴょう」。
夕顔は「源氏物語」に登場する女性の名として有名です。
はかなく一夜でしぼむ花姿が、恋の儚さや人生の無常を象徴すると考えられました。
花のあとにできる実は細長く、これを薄く削いで干したものが「かんぴょう」です。
現在でも栃木県などで生産され、巻き寿司や煮物に欠かせない食材となっています。
かんぴょうしか知らん
いずれ、朝顔と昼顔と夕顔と夜顔で仲間外れは?と子どもから質問される気がする
正解:夕顔である、ウリ科だから
誤答:昼顔はドラマ、は間違いである
夜顔 ― 幻想的な夏の夜を彩る花
- 科・属:ヒルガオ科・サツマイモ属(朝顔の仲間)
- 特徴:白く大輪の花。甘い香りが強い。
- 開花時間:夕方から夜にかけて咲き、翌朝にはしぼむ。
夜顔は、夕暮れから夜にかけて咲く花で、別名「ヨルアサガオ」とも呼ばれます。
白い大きな花は夜の闇の中でもよく映え、芳香を放つことから観賞用として人気があります。
chatGPTに作ってもらったけど、ほとんど同じになってしまった。
夜顔はこれっぽい気がする

4つの「顔」を比べてみよう
名前 | 科 | 花の色 | 咲く時間 | 特徴 |
朝顔 | ヒルガオ科 | 青・紫・赤・白 | 朝 | 夏の風物詩。観察・園芸で定番。 |
昼顔 | ヒルガオ科 | 淡いピンク | 昼 | 野原や道端に咲く。雑草扱いされることも。 |
夕顔 | ウリ科 | 白 | 夕方 | 「かんぴょう」になる実をつけ、『源氏物語』にも登場。 |
夜顔 | ヒルガオ科 | 白 | 夜 | 大輪で芳香があり、観賞用として人気。 |

おわりに
「朝顔・昼顔・夕顔・夜顔」という4つの花は、名前こそ似ていますが、それぞれ仲間も性質も異なりますね
朝に咲くもの、昼に咲くもの、夕方や夜に咲くもの。
特に「昼顔」は検索するとドラマが先に出てきますが、本当は道端にひっそりと咲く花
仲間外れは夕顔でウリ科なので注意しましょう
子どもにそんなんも知らんのか、と思われるのも癪なので、こそこそ調べてまとめてみました
以上参考になれば幸いです
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