万博の思い出:トルクメニスタン館・パロウとソムサとドグラマ

雑記

平日の昼間に行ったのだが、10月の最終週近かったので、2時間は並んだ

普通のレストランでそんなに並ぶことはない

しかし、トルクメニスタンまでは大阪から直行便はなく、最速ルートで 17時間20分 という経路も検索結果であることを考えると、

2時間で食事できたらよし、という結論に至る

レストランsupra

そして かなり美味しかったのである

折角なので、トルクメニスタンについて学んでおく

トルクメニスタンの基本情報

トルクメニスタンは、中央アジアのちょうど真ん中あたりにある国で、
日本から見ると「中国の西」「イランの北東」くらいの位置にあります。

  • 正式名称:トルクメニスタン(Turkmenistan)
  • 首都:アシガバート(Ashgabat)
  • 面積:日本の約1.3倍(約49万km²)
  • 人口:およそ600万人前後

 トルクメニスタンの位置関係

トルクメニスタンは、
中央アジアの「カスピ海の東」にあり、周囲を以下の国々に囲まれています:

方角隣接国
西カスピ海(海越しにアゼルバイジャン)
カザフスタン、ウズベキスタン
アフガニスタン
イラン

砂漠と山に囲まれた内陸国で、国土の約8割が「カラクム砂漠(Karakum Desert)」という大きな砂漠に覆われています。

トルクメニスタンの主な伝統料理・食材

赤文字が今回食べたやつ

1. イシュレクリ(Ishlekli / Ishlekly)

薄い生地で挟んだ具入りのパイのような料理で、国家料理のひとつとされます。羊肉(または羊挽肉)と野菜などを生地で包み、焼いたり土中や炉で調理します。

2. パロウ(Plov / Ash)

中アジアで広く見られるピラフですが、トルクメニスタン風にはその土地ならではの調理法があります。羊肉や鶏肉、野菜などとともに炊き混ぜ、祝いの席でもよく振る舞われます。

3. ドグラマ(Dograma)

「dograma(切って混ぜる)」という名の通り、パンを細かく裂き、煮た羊肉やスープ(ブロス)をかけて混ぜ合わせる料理です。麺料理「ベシュバルマク(beshbarmak)」の類型とされることもあります。

4. チェクリルメ(Chekdirme)

羊肉を炒めた後、玉ねぎやトマトと一緒に煮込み、米や野菜を加えて調理する一品。深鍋(qazan)で作られることが多いです。

5. ヤシュル・クタブ(Qutab / Gutap)

薄く伸ばした生地に具を包んで半月形に折り、鉄板やグリドル上で焼く料理。具は肉、カボチャ、野菜などさまざま。

6. マンティ(Manti)

中央アジア各地で見られる蒸し餃子で、トルクメンでも羊肉や野菜入りで楽しまれます。

7. ゴヴルダク(Govurdak / Govurdak)

肉を自身の脂と一緒に炒めて保存可能にした料理。温かくても冷たくても供されます。

8. 乳製品・発酵飲料

羊乳・ラクダ乳を使ったヨーグルト類、発酵乳飲料が多く日常的に消費されます。例えば、ガティク(Gatyk / Katyk)チャル(Chal)(ラクダ乳の軽く発酵した飲料)など。

ソムサも入れてとりあえず主食3つとも頼んどいた、1つ三千円くらいするから結構な値段である

テラスで直射日光と戦いながら食べてきた

1. バロウ(Balow / Plov)

  • 羊肉と米、ニンジンを炒めて炊き込む「ピラフ」。
  • トルクメニスタンのお祝い料理の王様らしい

人参の味付けが良い

にんじん臭くなくて非常に美味しい

日本で言えばピラフなのだが、少し酸っぱいよりなピラフ

🥟 2. ソムサ(Somsa)

=軽食・おやつ・ランチ向けの万能パイ

特徴

  • 挽肉と玉ねぎを包んで焼いた香ばしいミートパイ。
  • 外はカリッと、中はジューシー。

ソースが2つとも美味しく、適度に味変を楽しめて非常に美味しい

3. ドグラマ(Dograma)

  • 家族・親族・村全体で大量に作ることも多い。
  • 葬式・追悼・特別な儀式の日にふるまわれることもあり、
    「分かち合いの象徴」とされる料理らしい

独特の味だが美味しい

日本料理で言えば肉じゃがに近い?ジャガイモないけど・・・

肉じゃがを羊肉でやったら美味いかもしれんと思った

4 チャル

酸っぱい

2時間並んで良かった

ふと感じたのは、インド行った時にめっちゃ食べたサモサにソムサ似てる気がする

ソムサ(Samsa)とインドのサモサ(Samosa)は、実は“同じルーツ”を持つ料理

🥟 ソムサ(中央アジア)と サモサ(南アジア)

比較項目ソムサ(Samsa)🇹🇲🇺🇿🇰🇿サモサ(Samosa)🇮🇳🇵🇰🇧🇩
主な地域トルクメニスタン、ウズベキスタン、カザフスタンなどインド、パキスタン、バングラデシュなど
起源ペルシャ帝国時代(約1,000年前)ペルシャ料理「サンボーサグ(Sambosaq)」がインドへ伝来
具材羊肉・玉ねぎ・スパイス(時にカボチャ)ジャガイモ・豆・カレー風スパイス・時に肉
調理法焼く(タンドール/オーブン)揚げる(油でフライ)
食感外カリッ、中ジューシー(焼きパイ風)外サクッ、中ホクホク(スナック風)
三角形・四角形・丸形など多様

まとめ

トルクメニスタン料理は美味しかった

日本とは全く違うし、欧州や南米ともまた違った味付けだなと感じた

万博の最大の良さは、日本からアクセスしにくい各国料理も食べれることもあるのではないでしょうか

パビリオンからの景色も良かった

以上参考になれば幸いです

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