次世代mRNAワクチンとエボラウイルス

健康・減量

前回記事ではRNAウイルスについて調べてみました

今回はその中でもエボラウイルスについて調べています

covid流行でmRNAワクチンが脚光を浴びたのは記憶に新しいですね

covidワクチンについては、肯定、反対と様々な意見があるようですが、mRNAワクチンの技術については大事と思っています

この技術では、ウイルスのスパイクタンパク質など、抗原となる遺伝情報をmRNAとして体内に導入し、免疫応答を誘導します。

同様の技術は、他のウイルスや病原体に対しても応用可能であり、エボラウイルスに対するワクチン開発にも利用されています。

というのも、covidじゃなくて本命はエボラなどいわゆる1類感染症に対するワクチンの生成かと思う

だってエボラウイルスが人為的に流行したら、なす術がない・・

あの時のCovidも情報が錯綜して、それくらいのイメージで連日テレビを賑わしていた気もするが、エボラやマールブルグは段違いである

エボラウイルスについてまとめてみました

エボラウイルス含めた1類感染症は?

1.  クリミア・コンゴ出血熱: クリミア・コンゴ出血熱ウイルスによって引き起こされる出血熱で、主にダニを介して感染します。

2.  南米出血熱: アルゼンチン出血熱などのフィロウイルスによる出血熱で、主にネズミなどのげっ歯類から人へ感染します。

3.  痘瘡(天然痘): Variolaウイルスによる感染症で、1980年にWHOにより根絶宣言が出されましたが、バイオテロのリスクがあるため、1類感染症に分類されています。

4.  ペスト: Yersinia pestis細菌による感染症で、黒死病として知られています。ペストは肺ペスト、腺ペスト、敗血症ペストの形態を取り、致死率が高いです。

5.  マールブルグ病: マールブルグウイルスによる出血熱で、エボラウイルス感染症と同様に高い致死率を持ちます。

6.  ラッサ熱: ラッサウイルスによる感染症で、主に西アフリカのネズミを介して人に感染します。

1類感染症は、2類感染症よりもさらに重大な公衆衛生上のリスクがあるとされ、迅速かつ厳格な対応が求められる感染症です。この分類により、エボラウイルス感染症に対しては以下のような対応が行われます:

  1. 強制的な入院: エボラウイルス感染症が確認された場合、患者は強制的に指定医療機関に入院させられることが義務付けられています。
  2. 検疫: エボラウイルス感染症の流行地域からの帰国者や渡航者に対しては、検疫所での健康監視や症状チェックが行われます。
  3. 接触者の追跡と管理: 感染者との接触者に対しては、健康状態の監視や隔離措置が取られます。
  4. 治療と感染予防策: 医療機関では、特別な感染防護策が講じられ、治療にはエボラウイルスに特化した治療法が適用されます。

エボラウイルス感染症の致死率は?

発生した流行やウイルス株によって異なりますが、通常は非常に高いとされています。致死率は以下の通りです:

  1. ザイール株(Zaire ebolavirus): エボラウイルスの中で最も致死率が高く、40%から90%とされています。2014年から2016年にかけての西アフリカの流行では、約50%の致死率が報告されました。
  2. スーダン株(Sudan ebolavirus): この株は、25%から60%の致死率を持ちます。致死率はザイール株よりもやや低いですが、依然として非常に高いです。
  3. ボンディブギョ株(Bundibugyo ebolavirus): 致死率は25%から50%程度と報告されています。

マールブルグ病の致死率は?

マールブルグウイルスによって引き起こされる出血熱で、非常に高い致死率を持つ感染症です。致死率は流行の状況や患者の治療状況によって異なりますが、一般的には次のように報告されています:

  1. 歴史的な流行: 初期の流行では、致死率が23%から90%に達したと報告されています。特に、ウイルスの暴露量や治療へのアクセスが限られた地域では、致死率が非常に高くなっています。
  2. 最近のデータ: 現在のところ、マールブルグ病の致死率は50%から88%の範囲であるとされており、これは患者の状態や早期の医療介入の可否によって異なります。

1類の致死率半端ないな

Covidの致死率は?

Chat GPT情報では

全体的な致死率

  • グローバルな致死率: WHO(世界保健機関)のデータによると、全世界的な致死率は約1%から3%とされています。しかし、これは国や地域、さらには感染の波(流行のピークとそれ以外の時期)によっても変動します。

国や地域ごとの差異

  • 高齢者や基礎疾患のある人々: 特に高齢者や基礎疾患を持つ人々においては、致死率が高くなる傾向があります。一部の報告では、これらのグループにおける致死率が10%を超える場合もあります。

1塁の猛者たちと比べたら、格が違う

季節性のインフルエンザは0.1%くらいなので、それと比べると少し高いのかもしれないが・・・

大半の人が風邪くらいの症状で致死率も低くて、ワクチンの副作用は多いとなると、それが問題になるのは理解できる

自分の頭で考えてどうしても打ちたい方は打つ、打ちたくない人に強制はしない、というスタンスでいてほしいですね。

もしcovidの致死率が50%やったとして、ワクチンで症状を抑えることができたら、ある程度副作用が出てても許容されるとは思うが・・・

現在のエボラウイルスワクチンは?

調べたら現況でもワクチンあるんですね

rVSV-ZEBOV(Ervebo): このワクチンは、エボラウイルス属のザイール株に対する予防に使用される生ウイルスワクチンです。2019年に欧州連合と米国食品医薬品局(FDA)によって承認され、エボラウイルスの流行時に使用されています。

Ad26.ZEBOV/MVA-BN-Filo: このワクチンは、2回接種する必要があるもので、異なる2種類のウイルスベクター(Ad26.ZEBOVとMVA-BN-Filo)を使用してエボラウイルスに対する免疫反応を引き起こします。このワクチンも複数の国で承認されています。

エボラウイルスに対する次世代mRNAワクチンの開発

エボラウイルスに対するmRNAワクチンの開発が進行中らしい。

このワクチンは、エボラウイルスの表面タンパク質であるグリコプロテインをターゲットにしており、これをコードするmRNAを体内に導入することで、エボラウイルス感染に対する免疫応答を誘導します。エボラウイルスは複数の株が存在し、それぞれが異なる地域で流行する可能性があるため、mRNAワクチンはこれらの多様な株に対しても効果的な予防策となることが期待されています。

まとめ

次世代mRNAワクチンは、エボラウイルスに対する新たな予防策として期待されています。迅速な開発と製造が可能なmRNA技術は、エボラウイルスのような致命的なウイルスに対する対策として非常に有望と思われます

Covidではなくて、他のウイルスに対するmRNAワクチンはどうなっていくのかは興味がある所です

以上参考になれば幸いです

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